糖質制限食は危険!糖尿病のひとがこのダイエットをやってはいけない理由

糖質制限ダイエットは、減量だけでなく健康回復効果も高いといわれています。とはいえすでに持病をもっているひとには、糖質制限を軽々しく勧めることはできません。とくに糖尿病を医師に指摘されているひとは注意しましょう。自己判断で糖質制限食を続けると、腎臓を傷めるなどかえって健康を損なう可能性もあります。

多くの糖尿病患者はすでに腎臓疾患をもっています。高血圧などの影響でネフロンが傷み、腎臓機能が低下していることが多いです。残っているネフロンを守るには、食事を低タンパク質の内容に制限することが大切です。

糖質制限では、主食を控える代わりに肉や魚などのタンパク質を多めに摂ります。このダイエット法の場合、食事内容がタンパク質過剰になることは避けられません。高タンパク食は腎臓に大きな負担をかけます。これが糖尿病患者に糖質制限ダイエットをかんたんに勧めることができないもっとも大きな理由です。

もっとも糖尿病予備軍とよばれるひとたちにとっては、糖質制限食はたいした問題ではないこともあります。腎臓に障害がまだ出ていないのなら、タンパク質を少し多めに摂っても体調を崩す心配はないからです。将来体調がさらに悪化して糖尿病に進むまえに、糖質制限で肥満を解消しておいてもいいでしょう。

ただし1度でも糖尿病予備軍といわれたひとは、糖質制限をするまえに医師に相談することをお勧めします。初期の糖尿病はほとんど自覚がありません。気づかないうちに病状が進行し、糖尿病性腎症をすでにわずらっていることもあります。糖尿病の心配のあるひとが、自己判断で糖質制限を勝手にすることはあまりにも危険です。

糖尿病のひとの食事による体調管理はかんたんではありません。医師か栄養士に相談して、糖質とタンパク質量を控えめにできるメニューを紹介してもらうことがお勧めです。安易な糖質制限を続けて、糖尿病を進行させないようにくれぐれも気をつけましょう。